272 :ピエタ戦前夜・ジーン×クレア1:2007/05/21(月) 00:01:49 ID:YcpxUIQ/ 「半覚醒を経験した者は私だけかと思っていたが…。クレアを始め、案外居るものだな」 「驚いたか?」 「いや、寧ろ嬉しいよ。それだけ皆人の心が強いという事だろう?」 「…そうだな」 ピエタの町へ無事に着いたクレアとジーン。 二人はミリアたちと洞窟で無事再会を果たし、明日に備えて各々の宿場に戻る途中だった。 「ジーン、これからの事だが…宿は取ったのか?」 「…いや、すっかり忘れていた」 「本当か。なら私がお前の分も手配しておいた。こっちだ」 クレアは足早に寝静まった街中を進んで行く。 その後をジーンも続いた。 ピエタの夜は吹雪いていた。暫く進んで行くと、街外れにあたる場所にこじんまりとした一軒の宿屋が見えてきた。 「いらっしゃい。しかしお客さん、もう空きは…」 と途中まで言いかけた台詞を止め、宿屋の主人は目を細めてシゲシゲとクレアを見た。 「おや、あんたは…」 「遅れてすまない、昼間に予約をしたクレアだ。連れも居る」 「おぉ、来なすったか。ちゃんとご用意出来てますよ。どうぞ此方へ…」 主人が灯したランプを頼りに、薄暗い廊下を歩いていく。 「ここです…」 案内された部屋のドアを開け照明ランプを付けると、質素でこじんまりとした造りの部屋が現れ、そこにはシングルベッドと小さな机が一つあるだけだった。 273 :2:2007/05/21(月) 00:08:04 ID:r7EbQBhm 「ジーン、すまない。実はピエタへ来るのが遅かったようで…どの宿も満室だったんだ。 唯一ここが空いていた。恐らく、お前が探しても取れなかった筈だ」 「お連れさんの布団一式ご用意させて頂きますので、すみませんが…今日はご辛抱願いますかな…」 二人して申し訳なさそうな顔をしているので、ジーンは気の毒だと思い二人に大丈夫だといった顔をして見せた。 「布団で眠れるだけ有り難い。気にしないでくれ」 「おぉ、有難う御座います。では…ごゆっくり」 バタン シンと静まり返ったこの部屋の窓を、轟々と吹き付ける風が音を鳴らした。 取りあえず二人は荷物を置き、甲冑と剣を外す。 「然し、いつの間に宿を…。お陰でこの吹雪の中、野ざらしにならずに済んだ。礼を言う」 「礼には及ばない。ジーンは隊長だ、皆をまとめるので手一杯だろう? 私は各班に別れた時に抜けて手配する余裕があった。それだけの事だ」 「そのお陰で助かったが…余り勝手な行動はしない方がいい。 特にお前の隊長であるフローラは、ああ見えて結構手厳しいからな」 「…分かった、次からは気をつけるよ」 二人に笑顔が見え始める。 ようやく一息つける時間ができ、肩の力が抜けたのだろう。 穏やかな時が過ぎていった。 274 :3:2007/05/21(月) 00:13:08 ID:r7EbQBhm クレアはベッドに横になり、その後ろでジーンは支給された布団を敷き、髪を解いていた。 「ジーン…」 「どうした?」 「そこだと寒いだろう?…こっち…来ないか」 クレアの突然の投げかけに、ピクリとジーンの手が止まる。 「何もわざわざ…クレアが狭くなるだろう?気にするな」 「…嫌か?」 「そういう訳では…ないが」 そう言うと、少し咳払いをする。 ほんの少しだけ、慌てているように見えなくもなかった。 クレアはクス…と笑うと起き上がり、背を向けたままのジーンを両手でぎゅっと抱き締める。 「!!」 「…ジーン…、…頼む…」 クレアに耳元でそう呟かれると、ジーンは為すがままになる。 「…其処まで言うのなら仕方無い」 そのままベッドの上に2人で座り、向かい合わせになった。 そして互いに手を伸ばし、スルスルと服を脱がしていく。 豊かな胸と白く滑らかな肌が露わになり、そのまま2人は体を重ね合った。 「…温かいな」 「…ああ。安心する…」 まだ訓練生の頃の話だ。 妖魔の血肉を埋め込み半人半妖となった体は毎夜激痛に苛まれ、眠れない日が続く。 戦士達はその痛みを少しでも和らげようと、近しい者同士体を寄せ合って眠りについていた。 幼くして親や兄弟を亡くした者ばかりだったため、その時間が唯一の心休まる時でもあった。 275 :4:2007/05/21(月) 00:20:08 ID:r7EbQBhm あの頃…そして人間であった時に感じた温もりは、一人前となった今でも忘れる事は出来ない。 2人は暫く抱き合ったまま、互いの温度を感じていた。 「…もう、駄目だ…」 「…?クレ…ア」 クレアはそのままゆっくりとジーンをベッドに押し倒した。 その細い指先で色素の抜けた髪に触れ、鼻先をくっつけ、瞳の奥まで見つめる。 「…」 何か言おうとするが言葉なんて出てこない。 トクン…と心臓の鼓動が大きく脈打ち、力が抜けてくる。 気付いた時には唇を重ねていた。 最初は啄むように…次第に舌を絡め唇をなぞったり咥内を刺激し合う。 「ん…」 「…ふ…ぁ」 段々と互いの口から声が漏れ始める。 普段は決して見せる事のない表情や声…それらを聞きながら幸福感を味わっていた。 「!っ…う」 暫く堪能した後ジーンの首元に顔を埋めたクレアは、今度は首筋を下から上へスーッと舐める。 「っ!ク、クレア…」 「…感じやすいのか?」 少し俯き気味にして顔を赤くするジーン。 「やれやれ…野宿した時の方が積極的だったじゃないか」 「あれはクレアの事が心配で、つい……んっ!」 途中で言葉を遮り、頬に両手を添えてキスを再開する。 そこから徐々に片手を喉元、鎖骨、そして形の整った胸へと撫で下ろしていった。 276 :5:2007/05/21(月) 00:27:23 ID:r7EbQBhm 「!!っあ…ぁ」 部屋に灯る薄暗いランプが、色白の胸を更に艶めかしく映し出していた。 胸周りを一撫でし、その先まで到達すると 人差し指と親指にキュッと力を入れて摘み出す。 かと思えば優しく撫でるようにして触れ、刺激を与え続ける。 「うっ……っ!…ふ…あっ」 その間にクレアは自分の顔を空いているもう片方の胸へと持っていき、 まるでミルクを飲む子猫のようにチロチロ…と舐め始めた。 「ぅあっ!!はぁっ…っん」 舌先を巧みに動かされ押し寄せてくる快感に顔を歪ませるジーン。 そのまま口に含ませ甘噛みすると、ビクッと身体を震わせた。 次第に息も荒くなる。 「はぁっ、あぁ…っ…!」 「っ…ジーン…」 過敏に反応するその姿を見ると、クレア自身の身体もじわじわと熱を帯びてきた。 クレアは徐々に手をジーンの下腹部へ滑らし、 割れ目のある茂みにそっと指先を潜り込ませる。 「ああっ!!そ、そこは…っ」 するとピチャ…と音がなり、熱くイヤらしい液がまとわりついた。 「…もうこんなに濡れてるぞ」 そう言うとジーンの目の前で自分の指についた液を舐めとって見せた。 「あ…」 まるで子犬のように鼻を鳴らし、目を潤ませ物欲しそうにクレアの指を見る。 「まだ駄目だ。私も…気持ち良くなりたい…」 求めるクレアの視線に、ジーンは無言で抱き寄せた。 277 :6:2007/05/21(月) 00:32:47 ID:r7EbQBhm 「う…んっ…!」 頬、首、耳、鎖骨…上から徐々に顔を滑らせ、胸や腹、尻、太もも、 …ジーンはクレアの全身にキスを散らした。 それは決して強引なものではなく、優しく愛情に満ちたものだった。 一心な愛撫を感じ、次第に頬を赤らめ肩で息をする、力ないクレア。 そのクレアの手を取り、そのままクレア自身の茂みに滑らせる。 「ふあっ!!あっ…!」 「ほら…クレアも濡れてる」 そう言うとジーンはそのクレアの指を目の前まで運び、ゆっくりと舐めて見せた。 丁寧に舐め取りしゃぶるジーンの舌使いに、 クレアは恍惚感を感じずには居られなかった。 「あっ…う」 「うつ伏せになって…」 ジーンはそう指示すると、次は腰だけを抱え上げる。 そして蜜まみれのそこに顔を埋め、ペロ…と一舐めした。 「ぁあぁっ!!」 シーツをギュッと掴み、ビクンと身体を仰け反らせるクレア。 ジーンはそのまま舐め続け、時々吸い付いたりもした。 「んう…、んっジーン…!もう…っああ!…」 どうやら限界が近くなってきたであろうクレアを見て、ジーンも気持ちが高ぶる。 278 :ラスト:2007/05/21(月) 00:38:49 ID:r7EbQBhm ゆっくりと仰向けにすると脚を開かせ、じっとり濡れた自身のと重ね合わせる。 そして腰を使ってゆっくりと擦り合わせた。 「はぁあっ…んっ…!!」 「!!ぁあっああっ、いっ…!」 ピチャ、ピチャ… 部屋中に妖しい音が響く。 身体をピタリとくっつけ、断然激しく乱れる二人。 その度にベッドがギシギシと音を鳴らす。 途端に全身を走り抜けるような快感に見まわれ、 身体中がビクビクと反応した。 「!!!んあっ、も、もう…あああっジー…っ!!!」 「んっ…ふあっ、、クレ、アぁ、ぁあああああっ!!!」 「…」 ジーンはベッドに仰向けのまま、ぼやけて映る天井を見ていた。 あれからどれ位の時間が経っただろうか。 まだ身体に残る甘い余韻に浸りながら、 隣でスヤスヤと子供のように眠るクレアの髪を静かに撫でた。 「…クレア」 反応はないと分かっていても、名前を呼び…思わず抱き寄せる。 洞窟で話し合った、あの話を思い出したからだ。 『この戦い、生存確率はゼロだ』 戦場に戻ったら、生きて帰れる保証はどこにもない。 覚悟は当の昔に出来ている。 然し、クレアには生きて欲しい…そう強く願ってやまなかった。 336 :名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 21:26:36 ID:CbVuunvw 「ひひひはははははは〜!」 (なんという奇声……間違いなく主はヘレン…) 南下に連れ景色も良くなり、暖かくなってきた。 暖かいと馬鹿が沸く、なんていつか母が言っていたのを思い出した。 いや決してヘレン一人を馬鹿と言っている訳では無い。いい意味でバカ。 つまり喜んでいるのはヘレンだけでは無い。 クレアですら昨晩、自分の肩に飛び乗った虫を手にとり目を細めていた (まぁ暗くてよく解らなかったから多分) それぞれ思うことはあるが、今はただ嬉しいだけだ。 そういう意味でバカ。 立ち上がり声のする方へ。 「ヘレン、もう起きて…」 「ああっ!姉さん!おあよおございます!」 「…おはよう」 337 :名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 21:28:13 ID:CbVuunvw まだ日も昇ってない内から水浴びか。 ……解らなくもないが、元気だな。 私は目を擦りつつ、川辺りに座る。 ヘレン。脱いだ物はきちんと片せ。 「昨日は気付かなかったけどよ、ここに魚……!」 ………何だこれは、すごく眠い。 「デネ…食………姉」 駄目だもう一度寝よう。昨晩もタバサに付き合ってあまり寝ていない。 今だってまだ星が光って、早朝より深夜に近い。 夜なのにいい具合にひんやりしている。 そうだ、ここは北の大地ではない。 ここで寝てしまおう。 はしゃぐヘレンが可愛い。 何故か安心する。 「……タ…サ……」 私はゆっくり崩れる様にして木にもたれた。 338 :名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 21:29:20 ID:CbVuunvw ぎょっとして目が覚めた。 う、やはり…何故!?一体どうした? 「ヘレン…?」 「……っ……く、う……ズッ」 私の隣には泣きながら魚を(生で!)食べるヘレンが。 「………」 すぐ隣に寄り添う。 どかん、とヘレンが抱き着いてきた。 「なっ、なっ」 まぁ、裸の子に抱き着かれるのは好きだ。 しかし、泣いているヘレンにそういう気持ちを……私は変態か。 違うヘレンが裸なのが悪い。 「姉さん、うっく、う…」 「どうした、言ってみろ」 胸の中で泣くヘレンをそっと抱きしめる。 あくまで隊長、そう私は隊長。 ひんやりした肩に手を当てる。 う、柔らかい……。 口内で唾液が溜まっていく。 顔に出すな、深呼吸… 「……ふぅ」 …駄目だ顔が赤い気がする ? ヘレンが私から離れた。 339 :名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 21:32:05 ID:CbVuunvw 泣きながら困った顔をして私を見ている。 「わ悪かった……でも、スッ、姉さん、ため息っ、あからさまにつくなよ」 「!違うヘレン」 「何でタバサばっかり…姉さんいつも一人占めして」 「いや、主に南下の…」 「あ、あたしだって姉さんの事………あーもう!」 「ん、」 もう一度抱き着いてきた。キス付きで。 「む、…ん」 ガッチリ固定されて息継ぎも出来ない。 …少し苦しいが嫌じゃ無い。 ヘレンらしくていい。 ちょっと、こいつとこういう事をしてみたかった。 私はヘレンの背中に腕を回した。 ヘレンよりも強く力を込めて。 「えっあれっ、ミリア?」 「ヘレン、こっちへおいで」 何で驚く。仕掛けたのはそっちだ。 もう一度強く抱きしめる。ヘレンの肩に顎を乗せてお互いの耳をぴったりくっつける。 …誰も起きてないよな?(前スレの)クレアの時みたく覗かれてないよな? 辺りをいそいそ見渡す。 七年も妖気を……ん? ヘレンが私の耳を舐めながら服をぐいぐい引っ張る。 どうして欲しいのかはいくらなんでも解る。   嫌じゃ無い。 340 :名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 22:01:20 ID:CbVuunvw 私は自分の腰に巻いてある物を外そうとしたが、ヘレンに制される。 「姉さん、あたしにさせて…」 「…あぁ」 耳を噛んだり舌を入れたりしながら、一枚一枚丁寧に脱がしてくる。 「ヘレン、私とタバサは」 「嘘だ、あいつの姉さんを見る目が尋常じゃない」 「タバサには」 「あいつとこういう事……ふ」 ちゅ、とついばむように軽いキスをして黙らせる。 「あるぞ、…二度」 「……」 泣くならきくな… 341 :名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 22:03:16 ID:CbVuunvw 脱いだ物を枕にし、仰向けの私に跨がる。 ヘレンは鎖骨のあたりにしつこく痕を付けている。 マーキングのつもりだろうか? ヘレンの体が熱い。 その熱が愛撫を通して私に伝わる。 「姉さん」 深いキス。ヘレンから注がれるものを音を立てて飲む。 足の間が熱い。早く脱がして欲しい。 受けたまま上半身を起こす。 ヘレンの深いところがちらちら見える。 腿にはヘレンのそれが伝っている。 片手で自らの服を外し、片手でヘレンの深いところを撫でる。 手前へ、奥へと交互に指先をやる。 「は、はぁ、は……あん」 離れた口が淋しくて、ヘレンの唇を舐める。 「ん、む」 「どうした?脱がしてくれるんだろう」 複雑ではない私の腰のそれは、もうヘレンが手をやるだけで払える。 342 :名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 22:23:50 ID:CbVuunvw 目の前の物を口に含んだ。 固くなったそれに歯を当てた。 ちゅうちゅう音を立ててヘレンを貪る。 「姉さん可愛い、子供みたいだ…」 「そうか」 笑った。 へらへら私を馴れ馴れしく姉さんと呼んでおきながら、影で嫉妬か。 「こっちの方がミリアらしくていいよ」 纏めていた髪を解かれる。 …子供はヘレンだ。 やっとヘレンが腰の物を掃う。 ご褒美に足の間の、固くなったそれを摘む。 「――あ!、あぁ、ん」 少し下品かも知れないが。 ここさえ摘めば相手を空きなようにできる、便利な場所だ。 「染みが残るだろう、どうしてもっと早く手をやらなかった」 くいくいと軽く手前へ引っ張る。 「姉さ、ごめんなさ、ん、ひ」 腰を突き出すように動くヘレン。 すごく綺麗だ。 もっと深いところが見える。 343 :名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 22:44:54 ID:CbVuunvw 私の視線に気がついて、ヘレンは慌ててキスしてきた。 ひどい扱いをしたそれから指を離す。 ヘレンはがくがくと腰を震わせ、少し位置を下げた。可愛い。 「は…、……タバサには」 「ん?」 「どんな、風に」 「そうだな、…こう、とか」 手探りで先程のそれを指先に当てる。 ゆっくり、上下に撫で上げてやる。 「あ、あ、あ、あ………」 「こうすると気が触れたみたいに高い声で鳴くな、タバサは」 足腰に力が入らないヘレンをゆっくり抱き寄せる。 安心したようにまた泣き始めるヘレン。 「やッ、あ、姉、ぁ、」 「可愛い…、ヘレン。好きだ。もっと声を出せ。私の名前を呼べ。私の事を好きと言え」 「あ、リア、ミリ、ア、あ、ぁ…、」 345 :名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 23:16:31 ID:CbVuunvw 強く回されていた腕の力が緩んでいく。 震えが収まるまで数十秒、丸まっていた体が少しずつ元に戻る。 「姉さん」 「何だ?」 ぱっと手を払われる。 「あいつの話なんか………」 聞いておいて何だ。何なんだ。何で泣くヘレン。 「ヘレン、もっとこっちへおいで」 すんすん泣きながら従うヘレン。…可愛い! 物凄い力で抱きしめる。驚いているようだ。 私を抱くヘレンの腕にも力がはいる。 もう日が昇る。 「ヘレン」 「は、はいっ」 優しく髪を撫でると、ヘレンは胸に顔を埋めてきた。 「今日のように求めてくれるなら、私はいつでも応えるつもりだ」 「……そうだよな、一人だけって訳にはいかないよな」 悲しいが、言わんとしている事を解ってくれたようだ。 「すまない」 「リーダーだもんな」 ヘレンの深呼吸の音。 「解った、ならあたしも」 「ん」 「ちょっとタバサ襲ってくる」 「!?(…何故!?)いや、止めないが、無理強いはするなよ」 「わかってる。ありがとう姉さん」 最後にもう一度キスをして、ローブを身に纏いヘレンはタバサの元へ。 その後ろ姿を見ながら、川の水で身を清める。 「たまにはこういう事も必要だよな………そこの二人?」 「いや私は本当に偶然…;」 「何してるタバサの所急ぐぞ」