514 :名無しさん@秘密の花園:2007/07/31(火) 18:41:46 ID:zkD0nm0u 上のガライレに便乗して投下してみる。 515 :ガライレ1:2007/07/31(火) 18:43:03 ID:zkD0nm0u がしゃり 背後に足音が響く。 「もう一人いたように感じたがもういないのか?」 若い女の声だ。 しかし、その声色には甘さは含まれず、剣呑な鋭さを携えている。 「ああ もういない」 その威圧感にピクリともせず、それどころか、 イレーネは微かに笑ってさえいた。 「少し前に旅立ったよ」 自らの右腕を託した少女が脳裏によぎる。 そして、この先自分に降りかかる不幸も。 イレーネの表情は、穏やかだ。 「一応…名前を聞いておこうか」 笑みを深めながらイレーネは振り向き――― 516 :ガライレ2:2007/07/31(火) 18:44:16 ID:zkD0nm0u 「誰やねエエェェ(;´Д`)ェェエエん?!」 「おお 突っ込む時だけ関西弁か。ノリのいい奴め」 「いやっ…ちょ、ええ?!何?!誰?!」 うろたえるイレーネの目の前には、 三角巾を頭に巻きつけ、「料理に髪が入るのは私の美学に反する」 割烹着に身を包み、「これは私の戦闘服だ」 お玉としゃもじを両手に掴んだ、「炊事場に立つ者の武器だな」 「そうそう、私の名前はガラテアだ。おかんと呼んでくれても構わんぞ」 身長2m(某スレより)の自称:おかんはにこり、と微笑んだ。 「そんなにでかい母親はいない!!」 ごもっともな意見でブンブン首を振るイレーネ。 517 :ガライレ3:2007/07/31(火) 18:45:35 ID:zkD0nm0u 「それはそうとお前。…何だその格好は」 お前にだけは言われたくないと口に出かけたが、 突っ込み始めたら切りがないので黙っておく。 「無いんだな」 ジッとそそがれる、ガラテアの視線。 「ああ、…腕のことか。別にお前が気にするような事ではn」 「全く胸が無い!」 「は?!」 バサァっ、とイレーネのマントを無理やり剥ぐ。 「平らでひんぬーのつるぺたじゃないか! いくらひんぬーはステータスだなんて格言が 巷にはあってもだなぁ、これは…」 むにっ 「なっ?!」 「…見た目より無いな。もっと飯を食え」 「余計なお世話だああああああああああ!!!」 イレーネの雄叫びが辺りに木霊した。 518 :ガライレ4:2007/07/31(火) 18:46:45 ID:zkD0nm0u 「お前もう帰れ!で、二度と来るな!!」 「いや、お前に飯を食わせるまでは帰れないな」 言うが早いか、ガラテアはどこから出したのか 敷物を広げてその上にちゃぶ台を置くと、ほかほかと湯気の立つ 白米と味噌汁に加えて、ほうれん草のおひたし、 焼き魚、漬け物、そしてポットに入ったお茶を一瞬の内に並べてみせた。 「(どこから出したんだ?!)」 「さ、座れ。遠慮しなくていい、おかわりはいくらでもあるからな」 「(まだ出せるのか!)あー…いや、見ての通り、私はこの身体でな」 両腕のない身体をガラテアの前に晒すイレーネ。 「箸もろくに持てないんだよ。せっかくだが、遠慮しておく」 だからそれは片付けろ、と言うイレーネの発言は、 「問題ないさ。私が食べさせてやろう」 ガラテアの発言により遮られてしまった。 519 :ガライレ5:2007/07/31(火) 18:48:43 ID:zkD0nm0u 「は?い、いや、いい。そもそもそんなには食えん―――」 ヒュアッ 「!?(身体が勝手に!)」 ガラテアの能力を知らないイレーネは驚いた。 意志に反して敷物の上に膝を着いていた。 そして、いつの間にか背後にガラテアが。 「悪いが暫く…付き合って貰うぞ?」 以下、音声のみでお楽しみ下さい 「ぐっ…んん……!」 「ほら、もっと力を抜け」 「っ…や、…も、…入らな…!!」 「そう言ってる割には(箸を)美味しそうにくわえてるじゃないか」 「違っ…お前が…!んっ…!あっ、んんんっ」 「おやおや、(米が)溢れてこぼれ落ちているぞ?…世話のかかる問題児め」 「はぁっ…あ、…っやめ、…んん!っんんんん!」 どうみてもやってます本当にありがとうございました 520 :ガライレ6:2007/07/31(火) 18:49:55 ID:zkD0nm0u 事を終えて。 割烹着を着替えたガラテアは、ぐったりと倒れ込んだ イレーネを後に、再びクレア探索の任務へと戻った。 暫くして、イレーネの首を取るべくラファエラが来たのだが、 「…組織の命により粛清に来たんだが」 「うう……う………」 「……わざわざ私が手を下すまでもなかった、か?」 「うっぷ…は、吐く」 顔中に米粒をこびりつかせてウンウン唸るイレーネを、 不憫に思ったラファエラが暫く看病したのはまた別の話である。 「胃腸薬と消化剤と液〇ャベでも飲んどけ」 「すまんな…(こいつ何時も持ち歩いてるのか?)」 完 521 :あとがき:2007/07/31(火) 18:55:31 ID:zkD0nm0u ムラムラしてやった。今は反省している。 ガラテア兄貴の口調がわからなかったので適当だ。 ギャグな上にキャラが半分崩壊しているな。目を瞑って許して欲しい。 駄文失礼した ここまで読んでくれた人ありがとうノシ 522 :名無しさん@秘密の花園:2007/07/31(火) 19:19:49 ID:JQRL2pGK >>521 ちょwwwテラ最高wwww 何ですかこのネ申なガライレwww 自分も本当はギャグのが好きなんだああぁぁ!(ノд`) でも全くセンスがなくて書けないんだよぉぉぉ!! あーもう自分のガライレがこっ恥ずかしくて萎えるorz 素敵なガラ兄貴、マジでありがとう! 523 :487:2007/07/31(火) 20:30:46 ID:UaSmYdWa 487書いた人です。コメントくれた方々、 色々注意して下さった方々、本当にありがとうございました。 励みになりました。感動して鼻水出た。 >>521 GJ!腹筋崩壊しましたwおもしろすぎw 524 :名無しさん@秘密の花園:2007/07/31(火) 20:46:34 ID:Hkc5ZbsZ >>521 ちょwww鬼畜ガラ兄貴www シリアスも良いがこう言うガライレもいいなw 525 :521:2007/07/31(火) 22:22:33 ID:zkD0nm0u >>522>>523>>524 コメントありがとう。 こんな阿呆ノリだから心配していたんだが、 楽しんで貰えて嬉しく思う。 気が向いたらまた何か投下するよ。他の職人もGJ!! 526 :名無しさん@秘密の花園:2007/07/31(火) 23:24:17 ID:K1sA/hqv ギャグ最高! エロしか書けないから困る。 527 :名無しさん@秘密の花園:2007/07/31(火) 23:39:57 ID:aUUtT13c >>525 イレーネさん好きだから受けは嫌なんだけど この話は好きです 保存させていただきます ご馳走様です 528 :名無しさん@秘密の花園:2007/08/01(水) 00:57:56 ID:9rnOcsPJ 妖って入れたい時には酔うって出て 酔うって入れたい時には妖って出るよくそ 529 :名無しさん@秘密の花園:2007/08/01(水) 02:24:50 ID:ZRHN8qD4 >妖って入れたい時には酔うって出て >酔うって入れたい時には妖って出るよくそ エロいこと想像して吹いたw