297 :名無しさん@秘密の花園:2007/07/25(水) 01:59:04 ID:Q9rW1NAV 以前フロクレを書いたものです。エロは無いから勘弁してね。 北の戦乱リガルド戦直前にて。  私は、フローラの元へと申し出た。 「・・・戦いに備えて、太刀合わせをお願いできるか」 「・・・ええ。もちろん」  しばらくフローラと太刀合わせをした。 「いいですか。作戦通り、私の風切りと、あなたの高速剣で先陣を切ります。 相手が覚醒体になる前に決着をつけれれば、それがベストなんですが・・・」 「ひどい謙遜だ・・・。私の高速剣とお前の風切りに耐えられる覚醒者など、そういない」  そう言うと、フローラはくすっと笑った。 「・・・あなたは優秀です。私はもちろんのこと、 ある意味どんな上位ナンバーを凌ぎきるほどの強さがある・・・。 それを感じさせるものとは一体なんなんでしょうか・・・。 私には推し量りかねることかもしれませんが、ミリアさんが一目置く理由が分かる気がします・・・」 「・・・・・・」  私は背中越しに、フローラを見ていた。フローラの後ろ姿は華奢ではあったが、 凛とした強さみたいなものがあった。 ・・・そしてその中に戦士としての孤独を感じ取ったのは、私の気のせいだったのだろうか? ・・・そう、テレサのように、あまりにも強く儚い命・・・。 298 :名無しさん@秘密の花園:2007/07/25(水) 01:59:40 ID:Q9rW1NAV 私は堪らなくなって、フローラを抱きしめた。 「・・・?・・・クレアさん・・・?」 「・・・お願いだ・・・死なないでくれ・・・頼む・・・」  しばらく沈黙があったのだが、フローラは体を離し、私を見つめ言った。 「何を言っているのですか。私はナンバー一桁です。そう簡単にはくたばりませんよ」  フローラはそういった後、にっこりと私に微笑みかけた。  私はその微笑を見た途端、堰を切ったように涙が溢れ出した。 「・・・う・・・う・・・う・・・。・・・フローラ、私は・・・」  フローラは私の頭を抱きしめて、言った。 「・・・二人で、必ず生き延びるのです」  フローラは死期が近いことを知っていたのだろうか?  それともテレサのようなデジャブがそこにあったのだろうか?  私は、抱きしめても、抱きしめても、抱きしめ足りない気がした。 きつく抱きしめるには、あまりにも脆く華奢なナンバー8を、私は本気で守りたいと思った。 「・・・私の高速剣と、お前の風切りでどんな奴だって切り刻んで見せる」 「・・・もちろんです」  そう言って、私たちは剣を合わせた・・・。  結局のところ、二人で話し合ったのはこれが最後になったのだが、  私はあの時の剣の感触を未だに忘れることはできない・・・。  ・・・フローラ・・・。  終 299 :名無しさん@秘密の花園:2007/07/25(水) 08:43:39 ID:8joOXR+F >>232 なぜか納得してしまった自分ガイル。 フツーに面白いw >>254 名前h(ry おでこの広さと髪の分け目がそっくりw >>261,262,264 喪前らのせいで珈琲噴きながら覚醒しそうになっただろw >>274と>>295は同じ投稿者? もし別人ならすごい連係プレーだが。 テレクレほのぼのはつくづくいいな、 それをふまえたうえでの>>295が更に微笑ましいな。 300 :295:2007/07/25(水) 11:09:39 ID:yHfaUo2e >>299 別人ですよw 301 :名無しさん@秘密の花園:2007/07/25(水) 15:22:43 ID:OUV61gBS 寝る前にジーンの話題出して次の日起きたらジーンネタが二つも投下されてる というこのスレが愛しすぎる。大好きだぜおまいらっ >>274>>295の連携最高!ほのぼのマジいいなー幸せな気分になる とにかくみんなみんな乙!ホントGJ! 流れ早くてレスつけきれないけど、どのキャラも大好きな自分は どれにもこれにもきっちりハァハァさせてもらってるお(^ω^) 我が家の獅子王も膝の上で『見事だ(・ω・)oグルグル』って超喉鳴らしてます 302 :名無しさん@秘密の花園:2007/07/25(水) 15:24:27 ID:OUV61gBS というわけで今の隙にやとでけたテレイレ落としてく 303 :※注意文:2007/07/25(水) 15:25:22 ID:OUV61gBS ※注意文 以下のテレサはただの変態です   セリフでいちいち芝生やし過ぎなテレサが見たくない人はスルー推奨 あと幼女使って変なことしてます とりあえず読み終わってもオイラを刺しにこないでNE 304 :テレイレその1:2007/07/25(水) 15:26:08 ID:OUV61gBS 【あらすじ】 今日も元気にテレサの首をとりにきたイレーネさんは うっかりテレサに「ロリコン」と言ってしまい うっかりテレサにフルボッコにされて うっかり口に妖力を抑える薬を放り込まれ うっかり捕獲されてしまいましたとさ ---------------------------------------- 「なんで貴様がこんなモノを持っている!」 「以前オルセからこっそり拝借してなw」  だったらその薬を自分に使えよ逃亡中だろああツッコミたい。だがしかし。  今の状況は、それどころではない。正直、ツッコミとかしてる場合ではない。 「テレサ……ひとつ聞くが」 「ん、なんだ?やけに顔色悪いぞオマエ。あと目つきも悪いな」 「…(殺す)。そんなことはどうでもいい。それより」 「ああ、よく見ると悪いのは目つきだけじゃないな。スタイルもヤバイぞ。…どうして育たなかったんだろうなぁ(哀れみの目」 「ど、こ、を、見、て、い、る(怒」 「やれやれ…怒りっぽいヤツだな…」 「それより、私の質問に答えんか!……何故――――私が全裸で縛り付けられている!!」 「あーそれか」  そう。イレーネは全裸にひん剥かれ…イスに縛り付けられていた。  目の前に立つは微笑のテレサ。  その瞳が悪魔の如く邪悪に輝いているのは気のせいか。もちろん100%気のせいではない。 305 :テレイレその2:2007/07/25(水) 15:26:48 ID:OUV61gBS 「…私をどうする気だ」  ぎりっと歯軋りをする。  ――――これから何をされるのか。予感はある。…当たらないことを願うが。 「そうだなぁ……」  イレーネの全身…頭から足の先までを、舐めるように見つめてテレサはにやにやと笑った。  その視線は、目の前の玩具を使ってどんな遊びをしてやろうか…と企むいやらしい笑みだ。 「オマエ、人のことをロリコンロリコンうるさいからな。迷惑な話だよ。私のどこがロリコンなんだ」 『全部だろ』という発言は喉元で抑えておいた。形勢不利な場では、たとえ正論であっても我慢するのが賢い選択だ。 「といわけで、だ。…せっかくわざわざ来てくれたんだからなぁ…。この際だから教えてやるよ」  するっ…と。テレサはイレーネの首から鎖骨にかけて、ひと撫でした。  イレーネはびくっと身体を強張らせる。 「な、にを……」 「私がただのロリコンかどうか…オマエの身体にたっぷり教えてやんなきゃ…なw」 「ちょっ…!」  ちょっと待ったロリコンであることは認めるのかオマッというツッコミもいい加減疲れるから置いといて。  「や、やめんか貴様!なにを馬鹿なことを言って……ぅくっ!?」 「なんだよ。脱がされた時点で少しは予想がついただろ?まあ安心しろよ。優しくしてやるさ」  などと言っているが、その言葉はまるっきり嘘だろう。  意地悪そうなその目が『どうやってイレーネ苛めてやろうかなフフン♪』みたいなことを物語っている。 「やめろっ…さ、触るな!!――――あ…くぅっ…やめっ…こ、この変態がっ!」 「……ロリコンだなんて口利けなくなるくらい、よがらせてやるよ」  テレサの瞳は、この上なく愉快そうだった。 306 :テレイレその3:2007/07/25(水) 15:27:28 ID:OUV61gBS 「はぁっ…はぁ…ハァッ……は、うぅ…」  イレーネから漏れる、荒く、苦しそうな息遣い。 「〜♪」  逆にテレサはご機嫌だ。  鼻歌でも歌うかのように、イレーネの背後から…その控えめな乳房を揉んでいる。  肩にアゴを乗せ、時折耳元で囁く。わざとなのか、その声のトーンはとてつもなく甘い。 「どうだ?…気分いいだろ」 「……っ」  ――――答えられるわけがない。 「ほら、よく『揉んだらでかくなる』っていうしな。ホントかどうか知らないけど、せっかくだから試してやるよ」  その言葉通り、テレサはイレーネの胸に執拗に愛撫を続けた。  手のひらで包むように触れ、肌に指を食い込ませる。もちろん―――― 「あうっ………!」  硬く尖った乳首も、こねるように弄った。  「ん〜。オマエの胸、ちっちゃいから揉み応えがどうもな。…こっちを弄った方が面白いや」 「………くぅぅっ、ああッ…!やめ、やめろっ…、ひ、ひっぱるな…ぁ」 「なんだ、オマエもこっちの方がいいのか?ほら……」 「ひッ………!」  引っ張りながら、乳首をこりこりもてあそぶ。 「あっ……ああっ……!」  「お?」  胸を弄ぶことに夢中だったテレサだが、どうやら何かに気付いたようだ。  ひょい、とイレーネの肩越しに身を乗り出し…彼女の下半身に目をやった。 「……………っ!」  イレーネの足はイスの足に括りつけられているため、閉じることができない。  よって、ソコは必然的にテレサの目にふれるわけだが……。 「はは……驚いた」  テレサは正面にまわり、必死でそれでも足を閉じようと力を入れるイレーネの太腿を割った。 307 :テレイレその4:2007/07/25(水) 15:28:06 ID:OUV61gBS 「見るなぁっ……」 「くくっ、オマエ…凄いじゃないか。イスまで濡れてるぞ」 「っ……」  どんなに膝を閉じようとしても、足を固定したイスが、そして太腿を押さえるテレサの手が、それを許さない。 「そろそろこっちの方にも欲しくなってきたんだろ?」 「だ…誰が……っ」  悔しそうにテレサを睨むイレーネ。だが、それはテレサを喜ばせるだけだった。  テレサは「さて」と呟き、太腿の内側をゆっくりと撫でた。すすす、とその指はイレーネの秘部に…。  と。そのとき、ばんっと部屋の扉が開いた。 「テレサーただいまー」 「「!!!」」  かちーん。二人揃って身体を凍らせた。  ――――――まずいぞこれは(いろいな意味で。  ひゅんっ(テレサ、この一瞬目が金色。  NO’1の実力がフルに有効活用された。クレアがテレサたちの姿を視認する前に、彼女はクレアの前に立っていた。 「ああ、早いじゃないかクレア。買い物は終わったか?」  むぎゅ〜。 「あうっ!て、テレサいきなり苦しいよ〜」 「ははは、すまんすまんw」  などと抱きついて、クレアがイレーネに気付かないよう視界を遮る。  イレーネはイレーネで、こんなあられもない姿を見られたいはずもなく。 「……………っ(私たちとの戦いですら妖力解放しなかったくせに貴様!」  いろいろとツッコミたいのだが言葉にできず、凍りついたまま口だけをぱくぱくさせている。 「お、そうだ。イイコト思いついた」 「テレサ?」 「クレア、ちょっとゲームしよう」 「わっ」  何を思いついたのか。テレサはささっと布を取り出し、クレアに目隠しをした。そして――――。 「……………っ!」  なんと。そのクレアの手を引いて、イレーネの前に連れてきたのだった。 308 :テレイレその5:2007/07/25(水) 15:28:46 ID:OUV61gBS 「テレサ、ゲームって何するの?」 「簡単なゲームさ。目隠しした状態で、今から『触るモノ』がなんだか当てるんだ」 「…当てたらなんかご褒美ある?」 「ご褒美?そうだなぁ…じゃあ、クレアのお願いなんでも聞いてやるよ」 「ほんとっ?」 「ああ、本当だ。でもその代わり、当てられなかったら罰として…」 「……ごくっ(どきどき」 「一日中、クレアを撫で回してやるw嫌がってもダメだぞー♪」 「えー?やだよー(照れ照れ」 「……………………(このバカップルがぁあああ!!!」   と、目の前のイチャイチャっぷりにかなりビキビキきそうになるが、もちろん叫べない。ああなんというストレス。  ―――――ってそれどころじゃない!  まさか。そんなはずはない。さすがに外道のテレサでも、まさか。まさかそんなことをこのコドモにさせるはずは…!  おわおわぶるぶるしつつ。イレーネは、それでもテレサの良心を信じたかった。切実に。しかし。  …人々(というか私の)の願いに反抗するのが人生の生き甲斐なのだろうかこの女は。 「じゃあ…ゆっくり手を伸ばして…そうそう」  テレサは目隠しで何も見えないクレアの手を、ゆっくりとそこに導く。  そこは――――イレーネの秘部。 「っ!」  思わず太腿に力を入れるイレーネだったが、すかさずテレサが耳元でぼそっと囁いた。 「……動くなよ。変に抵抗したらクレアが気付くぞ?」 「………っ」   ちょんっ、と指先が触れた。 「ひっ――――…んん!」  思わず声をあげそうになったイレーネの口を、テレサは素早く押さえつけた。  こしょこしょと耳元で囁く。 「……で、もちろん声はも出すな」 「…………っ!」  声も出せず。微動だにもできない。――――イレーネにとって、拷問のような時間が始まった。 309 :テレイレその6:2007/07/25(水) 15:30:33 ID:OUV61gBS 「…テレサぁ…なんかコレ、すごくぬるぬるしてて変なカンジだよ…。なんか、怖い…」 「大丈夫さ。危険なモノじゃないし、怖いモノでもない。そんなモノ、私がオマエに触らせるわけないだろ?」  だが実際にはとてつもなく猥褻なモノをいたいけな幼女に触らせているのだが…。 「……っ!………っ!!」  ―――――変態だ。間違いなくオマエは変態だっ!  イレーネは顔を上気させながらも、ぎろりとテレサを睨んだ。  テレサはイレーネの口を押さえながら、しれっとした顔でスルーしている。 「ん〜…」  クレアは、未知のソレに恐々触れた。 「え…な、なんかあっつくて…ひくひくしてるよぅ…テレサ…こ、これ生き物?」 「違うんじゃないかなー(にやにや」 「…………っ(殺す…絶対に殺す……!」  無邪気なクレアの感想が、ただひたすらに恥辱を煽る。 「む〜…」  それが何なのかわからないことにだんだんと苛立ちを覚え、触れ方が乱暴になっていく。イレーネはひたすらそれに耐えなければならない。 「………っ、…、………!」 「???なんかヘンなのがある」 「……………っ!!!!」   突起を無遠慮に摘まれ、強烈な感覚がイレーネの身体に走った。どんなに動かないよう努力しても、震えだけは止まらない。 「むぅ…。わかんないよぉー。果物?」 「表面ばっか触っててもわかんないだろ。……中もよく触ってみなきゃな」 「え?あ…ホントだ。指……入ってく」 「……っ!……っ!――――!」  つぷぷっ…。まだ幼いクレアの小さな指が、どんどんと奥に侵入していく。  何も知らないクレアは、指を一本、二本と入れ…探った。結果的にそれは、イレーネの内壁を掻きまわす行為だった。 「…!…っ!………っ!!」  ぐちゃっ、ぐちゃっ…と音が鳴る。本来は卑猥であるその音も、それに気付かないクレアにとってはただの水音だ。 「クレアの指ならもう一本くらい入るんじゃないか?」 「え?でも、もうこれいっぱいだよ?」 「大丈夫だって。ふふっ」  テレサの提案にイレーネはびくりと怯え、クレアは首を傾げつつも素直に従った。 310 :テレイレその7:2007/07/25(水) 15:31:14 ID:OUV61gBS 「〜〜〜………っ!!」  ぐぐっ……。つぷんっ……。 「あ、ホントだ」  計三本の指。クレアはきつそうながらも、中に入れた指たちを動かした。  しかし、ここばかりを探っていてもまったくコレの正体はわからない。そこで指はさらに奥を目指す。  でもそこは深すぎて、クレアの指では到底辿り着くはずもない。  …それでも。調べなきゃ。これはそういうゲームなんだから。 「んん〜……」  ぐりぐりと指を根元まで押し付け。いっぱいいっぱいに広げられた入り口に、なお指をめり込ませようと努力するクレア。  こうなったら、と右手の三本に加え、左手まで動き出す。親指を入り口の端にあて…。  クレアの指を包み圧迫するそこは、慣れない異物の侵入を必死に拒んでいるというのに。  指の隙間からぴちゅぴちゅと溢れていく愛液が…潤滑油になって指を誘い込む。 「…………!!…………っ!!!」  イレーネは震えながら小さく首を振った。  ――――も…う…それ以上…入れ、ない…でっ…!  膣の中の指は、ぐにゃぐにゃと曲がったり伸びたりして、奥に進みたがる。その動きは、内部を激しく刺激した。 「…っ!……っ!!……っぅ」  テレサに押さえられたイレーネの口から、くぐもった音が漏れた。  鋼のような精神力で耐えていたが、もうこれ以上は無理だった。理性を支える肝心な頭が、真っ白になりつつある。  ――――ああ、もうっ………こ、声が……!  指の動きは止まらない。ぐちゃ、ぐちゃ、ぐちゃっ……。  ――――もう…っ、い……! 「すと〜っぷ!!!!」 「え?テレサ?」 「――――――っ?!」   それは明らかに、イレーネが限界を迎えそうだったことを察した上での静止。 「―――残念。時間切れだ、クレア」 311 :テレイレその8:2007/07/25(水) 15:31:47 ID:OUV61gBS 「ええっ?ずるいよテレサぁ、そんなの決めてなかったよ?」 「おっと、言い忘れてたかなwまあでも、わかんないだろ?」 「む〜…」 「クレア、手を貸してみろ。…あーあ、びしょびしょになっちゃったな。どれ…」 「え?あ……」  ちゅ……。  テレサは、先ほどまでイレーネの中にあったクレアの指たちを――――口に含んで舐めた。 「て、テレサ?!え、え、えっと……?(あわあわ」  クレアの指の根元から爪の先までを舌で丁寧に舐めとるテレサ。  目隠しをしたままのクレアだったが、これはなんとなく…わかってしまったらしい。  テレサのその行為に、顔を真っ赤にさせて硬直してしまった。  そして、視界を遮られている少女は当然知らない。  ――――このときのテレサの表情が、どれだけ妖艶だったか。 「……………、……っ」  それを目の当たりにできたのは、イレーネだけだった。 「て、テレサっ!あ、ああああたし手洗ってくるねっ」 「ん…?ああ、そだな。いってこい」  ぴゅーっ。ごちんっ。ばたばた。ばたんっ。  恥ずかしさに耐えかねたクレアは、大慌てで部屋から飛び出していった。  あまりにも慌てていたものだから目隠しを外さずに駆けだしてしまい、扉にオデコをぶつけてしまった辺り実に可愛らしい。 「ふふっ、あの様子じゃしばらく帰ってこないかもなw」 「――――はぁ…はぁ……て、テレサ…貴様……」 「お。よかったな。やっと声出せるぞ。それにしても、やるじゃないか。見事だったよ。  声どころか、荒くなった呼吸すら我慢してみせたんだからな。大した精神力だ。  …ああ、確かオマエの高速剣も、精神力勝負の技だったもんなぁ。なるほど、我慢は得意ってか」  「き、貴様…よくも……」 「なんだ?悔しいのか?…それとも…くくっ、途中で止められて辛いのか?」   テレサは、身体を火照らせたまま苦しそうにしているイレーネの頬を、優しく撫で撫でした。 「でもなぁ…よりによってあんなコドモにいかされかけちゃダメだろ。オマエの方こそロリコンじゃないのか」 「はぁ……くぅっ……」  テレサの挑発に、とうとう言葉も返せない。頭がぼおっとして、なんて言い返せばいいのか考えられないのだ。  ただ、身体が熱い。 312 :テレイレその9:2007/07/25(水) 15:32:30 ID:OUV61gBS 「――――ふふっ」  ずぷっ…。 「ああっ…?」   先ほどまでクレアの指が入っていたそこに、今度はテレサの指が差し込まれた。    ぐしゅっ…ぐちゅ…っ! 「ああ…ああああ……っ!」 「…クレアのおかげで、少しほぐれたみたいじゃないか。簡単に私の指がおさまるぞ?」  テレサはお互いの鼻先がぶつかりそうなくらい間近に顔を寄せ、イレーネに囁いた。 「私も少し興奮したよ…」 「え……」  イレーネは、正面から、あまりにも間近に迫る美しい顔に、どきっとした。  彼女が興奮したのは。  クレアの指を舐める行為に対してか、それともそこに付着したイレーネのモノを舐め取る行為に対してか。 「ほら…、いかして欲しいか?」 「はっ…ぁ……ぅっ…」 「そうだな。言葉にしなくてもいいさ。いかして欲しいんだったら、態度で表せ。………舌、出せよ」  ――――舌?舌を出せって?    テレサは『さあ、どうする?』とでも言うように「ん?」と鼻先を当ててくる。  指はイレーネの中におさまっているが、動かす気配はない。 「…………っ」  ――――もどかしい。  絶頂寸前まで高められた身体は、既に指の挿入感だけでは満足できなかった。  目尻に涙が浮かぶ。  テレサの上唇が、イレーネの上唇を突っついた。答えを急かすように。  イレーネは…。  震えながら、ゆっくりと。  テレサに、舌を差し出した。 313 :テレイレその10:2007/07/25(水) 15:33:09 ID:OUV61gBS 「いい子だ……」  差し出された舌を、テレサは己の舌で絡めとった。 「んむ……は…ふぁ…んん…っ!」  そしてご褒美のように、中の指を動かしてあげた。 「……ぁああっ!はぁ…ん……んんんっ!」  深いキスをたっぷりと受けながら感じる、テレサの指の動き。  その指は、むやみに中をまさぐるのではなく、ちゃんと女の感じるところを狙ってくるから恐ろしい。 「テレ…サ…ぁあっ…ああっ…はぁ…っ」  思わず、テレサの名前を呼んでしまった。もし両手が自由に動くのなら、その首をかき抱いてしまっていたかもしれない。  精神力など既に使い切っている。自制心など、舌を差し出し懇願した時点で事切れた。  こんなやつに。…ああ、恐ろしい。  テレサの唇、テレサの舌、テレサの指、………テレサの美貌。全てに酔わされてしまった。  ぐちゃっ…グチュ…ぐちゃっ…!  激しく指が動く中、さらに親指が突起に当てられた。 「ひ――――んんぁふ…んん!」  同時に責められ、顔が仰け反る。  だが、テレサはイレーネの顔を押さえつけて、キスを続けた。  びくっ、びくっ………。イレーネの身体が揺れる。  あと少しで達する。  テレサの指が、加速した。  びくぅっ! 「――――――――っ!!」  ひたすら深いキスをされたまま。   最後は声すらあげられないほどに。  イレーネは快楽に果てた。  314 :テレイレその11:2007/07/25(水) 15:33:45 ID:OUV61gBS やっとイスの拘束が解かれた。  脱力していたイレーネはしばらく動けなかったが。やっとの思いで前に身体を倒すと、重力に従ってそのまま床に膝を落とした。 「…………」 「あー楽しかったwどうだ?オマエもなかなか…」 「テレサ……」 「ん?なんだよ。…まーとりあえず、これに懲りて私のことを『ロリコン』だとか言いふらすのはやめとけよ」 「ああ、そうするよ……」 「あれ?やけに素直だな」  と、そこでテレサは気付いた。  ゴゴゴゴゴゴゴゴ………。  おっとやばい。妖力を抑える薬の効果が、実に良いタイミングできれてしまったようだ。  未だかつて無いほどの妖力が、イレーネの右腕から発せられている。どう見ても右腕完全覚醒ですありがとうございます。   あれ?しかも何故、いつの間に?  どうしてイレーネは剣を握っているんだろう?あんなところに置いておいたっけ?これは一体どういうご都合主義だ? 「貴様には『ロリコン』なんて単語じゃ生温いってことがわかった。…………このド変態があああああっ!!!!」  どががががががあああああああああああっ!!!! 「こ、こら!宿を壊すなっーーーー!!ちっ、この街にも落ち着けんか!!」  今までにないほどの高速剣のキレ。かなりビキビキきている。 「死ね!!!!今すぐ死ね!!!!」 「悪いwwwまだ死ねないやwwwww」    宿屋が全壊したのは言うまでもない。  そして後日。 「ねえねえテレサ。結局あのとき触ったのって、なんだったのー?」   「ああー。えーっとまあ…。あれだな。まだオマエは知らなくていいよw」 「?」      むりやりえんど。